ソーシャルメディアの面白さと最近の違和感について語ろう
Facebookでいつも「いいな」って思う投稿をする人がいます。
その人とは実は全く面識がなくて、調べものをしていた際に偶然気になってフォローした、年下のいわゆるB-BOYサラリーマンです。
どんな投稿かと言うと、たとえば以下のようなテーマで投稿されていました。
「回転寿司を10回我慢してそのお金で1回だけでいいから銀座の名店で寿司食おう」
どのような仕事をされている方かは存じ上げないのですが、 強いメッセージ性から、自分の足で自分の人生を生きようとしている人なんだろうな、という印象を持ったのを覚えています。
ソーシャルメディアの出会い機能
本来、ソーシャルメディアの本質は、リアルでは透明化されているはずの個人の本音が露呈される点にあります。それは旧来メディアでは無価値とされていたものであり、ソーシャルメディアでは、その本音をもって自分と近しい個性や感性を持つ個人と出会うことが可能です。いわゆる「ゆるいつながり」と呼ばれるソーシャルグラフです。
私自身、2007年にtwitterを始めてから、twitterを通じて信頼できる友達を何人か見つけることが出来ました。そのうちの数人は、本当に大好きで、今でもなにかあったときに頼らせてもらえる大事な友達です。
ソーシャルメディアの最高の面白さ
ソーシャルメディアでは、著名人などのインフルエンサーに限らず、一般個人の内在的な意見が常に吐き出されています。それはまさに社会的な責務から解放された個人によるもので、ある事象に対しての意見や、そもそもの世界観など。友達やハッシュタグを通じて、そういった隠れた才能を持つ個人と出会える点はまさにソーシャルメディアの最高の面白さと言えます。twitterもそう、sound cloudも、tumblrも、自分の好きなモノを発信している個人を見つけられること、好きなヒトと繋がれることが心地よいのです。
最近のソーシャルメディアについて
twitterやFacebookしかり、最近ではソーシャルメディア上での広告に出会う機会が多くなりました。それ自体は否定すべきものではなく、中にはクリエイティブな広告もあり、新たな出会いを示唆してくれるものもあります。違和感を感じる要因は、上記に挙げたような個人の感性を無視して、匿名のファンとして定量的に評価することです。
ソーシャルメディアは決して広告メディアではありません。ソーシャルメディアの可能性に共感して集まってきた個人を、ユーザーベースとして広告利用するプラットフォームは正しくはありません。世の中に隠れた才能を持つ個人はきっと多く存在しています。彼らが持つ才能を発揮できる環境、支えてくれる人に出会えるプラットフォームの構想を検討したいと思っています。
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原 麻由美
フレームダブルオー株式会社 代表
株式会社SD/LA 代表
プロフィール / インタビュー / フレームダブルオー
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