アマチュアが支配するソーシャルウェブ(2012年過去ブログ転載)

/2012

※この記事は、2012年9月に書いたブログの転載です。

Google+には、どこから私のことを見つけてくれたのか、いつも色々とメッセージをくださる大学OBの方がいます。

以下は先日いただいたメッセージ。

著作権や関連した法律、マナー、タブーなどを知っているか知らないか(あるいは無視する)が、プロとアマ、メジャーとマイナーの分岐になるのだが、メジャーになりつつあるお嬢さんにはやはり必要な知識だと思う。

(省略)

Fontのお話しは、知識やナレッジとして、なんて甘いお話しではないことだけは確か。プロとして守るべき一線なのです。それが分かるか分からないか(分かりたくないか)で、人が決まるわけですが。

このメッセージを読んで、(少し逸脱するようですが)ああ、ソーシャルメディアというのはアマチュアが支配する世界とでも呼べるのかな、というような印象をふっと持ちました。

ソーシャルメディア上には毎日大量なコンテンツが消費されていて、誰かの著作物を自分のアイコンとして使用しているユーザーも存在します。

ときにそういった誰かの著作物を使用する行為は、「クレジットまたは引用元を書けばセーフ(ホワイトではない)」と認識されていることもありますが、やはり他人(及びその関係者)の著作物を自分の意図に沿うように利用してネットにpublishするというのはこわいものです。

これが営利目的での使用であればアウトだという常識が浸透しているにも関わらず、ソーシャルメディア上での使用が見過ごされているのはなぜなのでしょう?

▼現時点での考察。

それはソーシャルメディアでの著作物の使用があくまでも個人による趣味の範囲だという主張が許容されていて、そしてその範囲がだんだんと肥大化してきている、という状況認識を感じています。

*従来であれば、例えば美術品のキュレーションは、その知識と背景を持った方々が実名の責任の下で行うものでしたが、今や匿名の誰でもが好きに編集できてしまう時代です。

制度やルールのないまま、情報の受け手でもある消費者がふんわりと場のモラルを形成しようとする世界。発信者たろうとするアマチュアが蔓延するソーシャルウェブ。ソーシャルメディアにはそんな印象を感じています。(2012年ブログより)


原 麻由美
フレームダブルオー株式会社 代表
株式会社SD/LA 代表
プロフィール / インタビュー / フレームダブルオー

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